どっちがいいですか?
夏のとある日。
東京都庁の真前のホテルの1室の風景です。
窓の外には東京都庁のお洒落な高層建築。
その横には雲煙霞む秀峰が折り重なる「田能村直入筆、米法山水図」です。
この画からは、鳥の声、風の音、木々の香り、水の音・・・・
私は心を動かされます。
茶を啜りながらしばし山歩きです。
夜も更け、向えのビルの明かりも消えました。
奈良の山居から持参した槿と楓一枝を、
砧形の古銅の花入れに指します。
どこにいても、一幅の画があれば心は幽谷へ・・・・
画が素晴らしいだけでは成し得ません。
鑑賞する人の心の在り処も大切です。
ここは新宿です。
不夜城、歌舞伎町も目と鼻の先です。
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