・春・

霞に煙る桜の山をイメージで描いてみます。



筆を良く洗って、筆先だけに桜の色を付けます。
数本の木を描きますが、途中で絵の具は付け足しません。
まずメインの桜の花を、筆を横にして点を打つように、枝先から描きます。



その次に、一番手前の木の一部分だけを描きます。
順に遠くへと描きます。



花を描き終わると、次は幹と枝です。
茶色を筆先に付け、その先にほんの少し墨を付けます。
手前から順に描きます。

枝は、点で打った花の隙間に書き加えます。
土手の部分を薄墨を使って、筆の腹の部分で描きます。
やはり、遠くほど薄くします。



手前の土手に土と枯れ草をイメージして、筆先をさばいて、黄土色を入れます。



引き続き土手に、今年の春に芽吹いた草を、爽やかな緑で描きます。



遠くの山を、薄墨を使って、筆の腹で描きます。



完成です。



絵の具は、顔彩を使っています。
墨は中国の松煙墨の60年くらい前の古墨です。
(胡開文墨)

絵皿は白色であれば何でも良いです。
私の愛用しているのは、ノリタケのコーヒーカップのソーサーを使っています。

この波打った模様が、濃淡を判りやすくしてくれます。
筆はいつもの筆と、花の間の細い枝だけ細筆を使いました。

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