「荘子」
名前くらいは聞いたことがあると思います。
日本へは中国から多くの思想や宗教が伝わりました。
仏教が代表的なものでしょう。近いところでは江戸幕府も儒教(朱子学)を勧めました。
「荘子」も中国から日本に伝わった思想の一つです。
詳しい話はここではいたしませんが、文人たちが特に好んだのが老荘思想(タオイズム)です。
現代の暮らしに直接に役に立つようなことはほとんど書かれていません。
それどころか、あまりにも現実離れした話が続き、「それがどうした!」ということになるかもしれません。
しかし、少しだけ考えながら読んでみてください。
この地上に誕生して、長いあいだ自然の流れに身を寄せて生きてきた人間にとって、
本来の姿を知ることが出来るのかもしれません。
「朝三暮四」や「胡蝶の夢」の話は有名です。
とても内容は多いのですが、短い話ばかりなので、どこから読んでも差し支えありません。
私は何時も枕元に置いていて、眠る前に少しだけ気の向いたところを読んでいます。
「今夜も胡蝶になって楽しく大空を舞うことにしましょう。」
いつかは読んでほしい1冊です。
(マンガ老荘の思想 蔡志忠作画 和田武司訳 野末陳平監修 講談社プラスアルファー文庫)
漫画です。馬鹿にしないでください。
まずは入り口です。どのようなことが書かれているのかを少しだけ知ることが出来ます。
もしも、少しでも興味を持てば、次に進みましょう。
(中国の思想XII 松枝茂夫・竹内好監修 徳間書店)
手に入りやすい本です。
ただ全文が掲載されていないことと、語句の注釈が少ないので、少し難しく感じるかもしれません。
(荘子 全4冊 金谷治訳注 岩波文庫 青二〇六−一〜四)
私の枕元にある本です。上記2種も私の書架のものですが、順を追っていま岩波文で楽しんでいます。
注釈が豊富なのも助かります。
本文→読み下し→注釈→訳の順に書かれていて、本文があるので書や画の讃を題する時にも役立ちます。
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