八種画譜

この本も中国で出版された画のテキスト(粉本)です。
明代末に出版された、8種類の画譜をまとめてこう呼びます。
先に紹介しました『芥子園画伝』『十竹齎書画譜』と同じように、
四君子やその他草木、鳥などが木版で刷られています。

この本は、唐詩五言、六言、七言、と、その詩景が添えられているものが多くあり、
私もこの本から、多くの事を学び、作品を制作したり、画の鑑賞にも、とても参考になります。
そしてこの本も、上記2種の本と同様に江戸期以降、日本の絵画史に大きな影響を与えました。
江戸時代には日本でも多くの復刻版が出版されています。
写真の家蔵本は最近の印刷本で美の美社から出版されたものですが、
本画譜は、国立公文書館藏の内閣文庫、紅葉山文庫本の影印本なので、
とても綺麗な状態で、オリジナルの雰囲気を楽しむことができます。
その上、私が個人的に日頃から色々とご指導頂いています、
大槻幹郎先生の詳細な解説も添えられています。
『芥子園画伝』『八種画譜』『十竹齎書画譜』
この3冊は文人画を学ぶものにとって、避けては通れない大切な本です。
それは江戸時代であっても、現代でも変わることはありません。
尚、これらの家蔵本をご覧になりたい方がございましたら、
遠慮なく申しつけください。各教室へお持ちいたします。
良いテキストに触れることはとても大切です。
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