この本は、中国明末清初の文人李漁(笠翁)が、
王安節(鹿柴)のまとめた歴代名家の山水画法など多くの画稿の模写を集め、出版したものです。
1679年(康熙18)に完成し、
名称は、李漁(笠翁)の南京にある別荘の名前である芥子園から刊行されたことに由来します。
初集は、山水樹石譜五巻。
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その後、蘭竹梅菊(二集)と花卉仙毛(三 集)の両譜を1701年に刊行されました。
これに便乗して商人が、人物画譜を作り、四集として売り出したと言われています。
日本には、元禄年間(1688ー1704)頃に伝 えられ、寛延一年(1748)以来模刻されました。
『芥子園画伝』は南画をはじめ江戸期の画壇に影響を与え、
池大雅や与謝蕪村もこの本の影響を受けています。
単なる絵手本というだけでなく、絵を学ぶ者が必要とする知識や技術のテキストとして重宝され続け、
「臥遊」教室でも、この『芥子園画伝』の四君子から稽古を始めています。
アトリエ社版は絶版していますが、古書店でも時折見かけます。手元に置いておきたい画譜です。
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画像は家蔵版で、翻刻『芥子園画伝初集』(全5冊)版元菱屋孫兵衛 嘉永版。
アトリエ社発行(全13冊) 昭和10年発行昭和48年復刻版。2種です。
たまに『芥子園画伝』を引っ張り出して、墨を磨る。今日は「梅譜」。
臨模しながら運筆を確認する。
この本と出合ってもう20年。未だ卒業できず。
どうか一生お付き合い願いたい。
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