画を描く者にとって、紙はとても大切です。

しかしさまざまな種類があり、判りづらいものです。

私が使っている紙は主に「画仙紙」と呼ばれているものですが、簡単に分類してみます。

・厚みの違い・

紙を漉いたあと、1枚ずつ乾かした1層紙。

2枚を重ねた2層紙。

3枚重ねた3層紙。

私は全て使っています。

乾燥した後、磨いた紙もあります。


・産地の違い・

安徽省宣城あたりで漉かれた宣紙を特に本画仙紙と呼ぶこともあります。

その他、台湾、韓国、日本の画仙紙もあります。

中国の画仙紙が主ですが、きっと韓国や台湾のものもあると思います。

というのも、産地名で呼ばず、商品名で呼ばれている紙もあるからです。


・原料の違い・

藁、竹、楮、麻などでしょうが、よく判らないものもあります。

・大きさの違い・

さまざまなサイズがあります。またそれらを裁断したものもあります。

主に全紙(四尺)、半切(全紙を縦に2分の1に切ったもの)、半紙を使い、その他に6尺、5尺、2×8尺など。

好みのサイズに切って使う場合が多いです。


・加工紙・

画仙紙にドーサ(明礬を水に溶かし、塗ったもの)、金箔を散らしたもの、などがあります。

また木版(水版)で罫線や、紋様を刷ったものも加工紙といえるかもしれません。


・その他・

色紙、短冊、折帳、箋紙など製品に仕上がったものもよく使います。

これらのそれぞれ違った紙を、表現の違いや目的によって使い分けています。

・紙の保存・

紙は寝かしたほうが良いと言われます。

湿気がないほうが良いと言われていますが、少しはあったほうが良いような気もします。

実際に私の使っている紙の殆んどは、5年以上は寝かしたものから使っています。

うまく説明は出来ませんが、糊気が緩くなり、筆の当たりも良く、滲みに深みが出るように思います。

しかし、普段の練習には、まったくこだわることはありません。

時には買ってすぐの紙を使うときもあります。


私の使っている紙は何十種類もありますが、画像ではうまく伝えることが出来ません。

次回より、墨を使って具体的な紙の話をいたします。


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