・筆筒・
(ひっとう)

筆を突っ込んでおく竹の筒です。
もっと大きくなると紙筒になります。
中国の江蘇省の嘉定では明代から雕竹工芸が盛んで、この筆筒も嘉定のものです。
細部に嘉定の技法がみられ、テーマは「竹林の七賢人」です。
彫られてすでに400年くらい過ぎ、深い飴色を呈しています。
いったい何人の手に渡り、文房で過ごしたのでしょうか。
今は私の机上で、筆をいっぱい蓄えて、現役で輝いています。
私の次に手に入れる人のために、せっせと磨いています。
100年、200年経って、主が変わっても、七賢人だけは相変わらず、
この筆筒の中の竹林で酒を飲み、世を嘆き、うそぶいている事でしょう。
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