・茶碗・






煎茶茶碗です。
口径5センチほどの小さな茶碗です。
白磁に染付けで、それぞれ梅と竹が描かれています。



この茶碗の轆轤と焼成をした加藤清昌氏です。

京都清水焼の煎茶工芸作家で、轆轤の名人でもあり、
とても柔らかいフォルムの茶器を作られ、
実用にも楽しめる作品を多く作られる素晴らしい作家です。






絵付けは私です。
田能村竹田、上田秋成、頼山陽、富岡鉄斎・・・・
江戸期より明治、大正頃まで、文人たちは好みの茶器を発注したり、
自分で製作しました。
また陶芸家とのコラボレーションも多く見られました。

最近は、煎茶家が絵付けや土捻りをすることはあまりなく、
出来上がった作品から選ぶようなことが多いようです。
しかし、自分の文房で、自分の好みの茶器をつかって友をもてなし、茶を楽しむ。
なによりも心の贅沢です。

この時は合計120碗の絵付けをして、一碗づつ絵変りで描きました。
今後、めったなことがない限り、
私の茶を同じ茶碗で召し上がっていただくことはないでしょう。
120分の1以上の確率です。

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