道具
・急須その1・

掌に余裕で乗る、急須です。
巾着の形に作られた、玉露用の急須です。
仙人なのか、唐人なのか、良く判らない絵が描かれていますが、
染め付けの上に、緑、赤、黄の上絵付けで彩色されています。
「大明萬暦年製」と、注ぎ口の付け根に書かれていますが、
400年以上前のものであるわけは無く、大正から昭和初期頃の作だと思われます。
茶会では、道具選びも大変ですが、
文房で自分の為に淹れる茶器くらいは、好きな道具を使いたいものです。

この急須も、小ぶりですが、玉露であれば、5碗分の茶を淹れる事ができます。
この急須も昭和初期の頃のもので、京都の如阿弥の作です。
花の形と葉の姿から、桃の花と思われます。
ポイントは、ふつう上絵付けで彩色する場合がほとんどですが、
花のピンク色も染付けだということです。
淡い綺麗な色を呈しています。お気に入りの、自分専用の急須です。

上手の、白磁の急須です。
作者名は記されていませんが、薄作りの純白の生地で、
とてもかわいい姿をしています。
あまり使うことは無く、もっぱら眺めてばかりいる急須ですが、
私の文房には無くてはならない急須の一つです。
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