・歳暮夜煮茶・


 歳暮夜煮茶

 座石吹蘆笛  石に座して蘆笛を吹き

 囲炉焙茗塵  炉を囲んで茗塵を焙じる

 莫憂須守拙  憂うこと莫れ 須らく拙を守るべし

 清馥掩氷輪  清馥 氷輪を掩う
 
 
上平声真韻正格仄起


 寒い庭に出て、石に座ってあし笛を吹き

 炉を囲んで 残りわずかな粉になった茶を焙じています。

 しかし憂おうことはありません。ただただ拙を守って暮らすことが大切です。

 茶を焙じた清らかな香と笛の音は、水に浮かぶ満月の上を覆っています。


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