盛り物・活花 臥遊

瓢と梅

脇床の掛け花入れに瓢です。
今年1番最初に咲いた雌花の子房が、少し膨らみ始めました。
私が言うのもなんですが・・・・贅沢です。

瓜類は水揚げが難しく、切って数時間で葉が萎れ始めます。
が、しかし、この瓢は活けて1週間経っても、
いまだに掛け花入れで成長を続けています。

萎れない理由は簡単です。

まずは、簾代わりに植えた瓢ゆえ、
目の前にあり、切ってすぐに活けたこと。

あとは、切った日が雨の降る朝だから。

薄暗い床の間に、清涼感あふれる淡い翡翠色。
鬱陶しい梅雨の日に、ふさわしい活花です。

これだけ素敵な瓢が飾ってあれば、あとは何もいらないのですが、
足元に、少し梅の実を添えてみました。

庭の梅も熟れ始め、すでに落果が始まっています。
実が落ちないようにそっと枝ごと切って飾りました。

爽やかな黄緑色の瓢と、淡い黄色の梅の実。

1年の中で、梅雨時のほんのひと時限定の贅沢な飾りです。

瓢(瓜)には「子孫繁栄」や「萬代」の意味があり、梅の実7つは求愛のしるし。
意味深なもてなしです。

※瓢は四季の草花 秋 「葫蘆」の項参照
梅の実は四季の草花 夏 「梅の実七つ」の項参照

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