盛り物・活花 臥遊
「瓜☆綿綿」
(☆=瓜へんに失です。)
「瓜☆綿綿」
さて、なんと読むのでしょう・・・・・・
「カテツメンメン」です。
字の意味から申しますと、
「瓜」は大きな瓜を指し、「☆」は小さな瓜を指し、
中国では1個の瓜から来年は100個の瓜ができるとされ、
子孫繁栄の意味があります。
「綿」はコットンも意味しますが、つらなるという意味もあります。
「綿綿」。つまり長くつらなる。絶えない。という意味になります。
つまり、子孫繁栄で、長くつらなり絶えないという意味の盛り物雅題です。

素材は、胡瓜、瓢(ひさご)、真桑瓜(まくわうり)、糸瓜(へちま)、糸瓜の蔓です。
実だけを盛っても良いのですが、蔓を添えることで「綿綿」の意味が判りやすくなると思います。
真桑瓜は江戸時代末期に行われた文人趣味煎茶会「青湾茶会」の茶席にも
金瓜という名前で、黄色い真桑瓜が盛り物素材として登場しています。
瓜類の蔓は水上がりが悪く、すぐに萎れて扱いにくい素材です。
上手く扱うための手順をお話します。
まずは早朝に切るのが最適です。
陽が登ると、夏の強い日差しに、かなり弱ってきます。
たっぷり水の入ったバケツを畑まで持って行き、
切ってすぐバケツの中でもう一度水切りをして、
蔓全体を水に浸けておきます。
そして活ける時に、もう一度水切りをして、
素材の影に水を入れた小さな容器に剣山を置き、そこに挿します。
霧吹きで葉の裏表に、たっぷりと霧を吹きかけておきます。
こうすることで、1週間は葉が萎れず、蔓が伸び続けます。
時には床の間で花が咲くこともあります。
また、盛り物を飾った時、
来客直前に、素材全体に霧を吹き、
水滴が輝く瑞々しさを演出することも忘れずに。
ただし、盛り器や、床の間が濡れないように、タオルで受けながら霧を吹いてくださいね。
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