・赤トンボ・


雑詩絶句

        
度水紅蜻☆

傍人飛款款

但知随船軽

不知船去遠

(☆虫へんに廷)


水を度る紅蜻☆(=あかとんぼ)

人に傍(そって)飛ぶこと款款(かんかん)たり

但だ船の軽きに随うを知り

船の去って遠きを知らず


水面を渡る赤とんぼ

舟上の人にそってゆっくりと飛んでいる。

何も考えずに軽やかに進む船に随って付いてきているけれど

舟はもうずいぶん遠くまで来ていることを、赤とんぼは知らない。


宋の時代の文人、梅堯臣(ばいぎょうしん)

私の好きな詩の一つです。

山野を歩いていると、あまりにも気持ちよくて、
つい遠くまで来てしまうことがあります。

人ですらそうなのですから、短い命の赤とんぼ。

気の向くままに旅をしてください。

赤とんぼとは、赤や黄色をしたトンボの総称で、

画像のトンボの正式名称はウスバキトンボのオスだと思います。

庭のフェンスに、羽を垂れて休んでいました。

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