・吉祥草・

毎年11月に入ると、庭のやや日陰の緩やかな斜面に、毎年のようにこの花が咲きます。
昔から、この花が咲くと吉祥があると言い伝えられています。
花の名の由来です。
毎年、吉祥は何処にあるのかと、心待ちにしてこの花を眺めてはいましたが、
見つけることは一度もありませんでした。
しかし今年気が付きました。
それは・・・花を眺めている自分が今ここに立っていることです。
立っている場所を指すのではありません。
何年か前には、ここには吉祥がありませんでした。
つまり、ここに花が咲いていることすら気が付かない自分がいました。
本来吉祥草は、葉が花の上を覆っていて、花は判り辛いのですが、今年はとても目立ちます。
というのも、年々家の辺りには野生動物が増え、特に鹿は簡単に生垣を飛び越えて進入してきます。
毎日のように庭で鹿と出会いまます。
そして庭の木や草、植木鉢を食い荒らし、最初は抵抗していましたが、
最近はお手上げ状態で、庭は荒れ放題になっています。
大切な寒蘭もやられてしまいました。
上の写真でも判る様に、吉祥草の葉はもちろんのこと、手前の大きめのシャガの葉もご覧のありさまです。
いっその事、鹿と仲良くなって、将来は寿老人にでもなってやろうかと思っています。
彼はいつも鹿を連れていますから・・・

もう少し引いた写真です。
ひどい状態でしょう。
藪茗荷もここには群生しているはずですが、跡形もありません。
・・・愚痴はこの辺りでやめましょう。
花を愛でる。それはとても幸福な経験です。
花を愛でて、描き留める。それは幸福があなたに宿った証。
吉祥草が教えてくれました。
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