・宿り木・

夕方になると空の明るさで、ある程度の時間は判るものですが、
最近は暮れ始めるのが一段と早くなり、なんとなく慌しく感じる毎日です。
今日も、いつのまにかもう暗くなってきた空を仰ぐと、
落葉した枝垂桜の大木の上のほうに、宿り木を見つけました。
不思議な木です。
蘭のように着生しているのではなく、寄生しているのです。
もちろん年中そこにあるのでしょうけれど、夏は桜の葉に隠れ見つけることは困難です。
桜の活動期が終わり、宿り木の登場です。
枝が丸く張り巡らされ、その先に小さな葉が2枚づつプロペラのように付いているのが、見えます。
冬の間にしっかりと太陽の光を受け、実を実らせ、鳥たちを呼びます。
とても粘りの強い果肉に包まれた種が鳥の糞と共に運ばれ、また新しい木にへばりつくそうです。
この宿り木の不思議な姿に引かれ、自然の営みに感心します。
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