四季の草花
春
『新緑』
五月晴れ。
わざわざこう呼ぶのは、五月は晴れの日が多いからでしょうか。
それとも、五月の晴れた空は、特別なのでしょうか。
判りました。
五月晴れの美しさは、新緑とのコントラストだと。

(アメリカハナミズキ)
街の小さな公園です。
花も終わり、木々は一斉に芽を吹き出します。
少しでも多くの光を受けようと、隙間を見つけては葉を広げます。

(不明)

(桜)

(藤)

(ウバメガシ)
木たちは、先を競って上へ上へと伸びます。
しかし要注意。
慌てて上へ伸びると、まもなくやってくる台風でボキッと。
ということは、大きな木の下でも、少ない光を頼りに細々と生きる方が良いのか・・・・

人生の勝者です。
ありとあらゆる困難を乗り越え、ゆっくりと成長を続け、こんなに大きくなりました。
近所の人たちが毎日この木の下に集まり、和気藹々。
この木は皆にとても大切にされています。
そういえば、老子はこんな風に言っていました。
「役に立たない木になれ」と。
役に立つ木は、少し大きくなると、すぐに切られてしまいます。
曲がっていたり、でこぼこだったり、役に立たない木は、誰も見向きもしません。
しかしです。
役に立たないおかげで、切られることなく長生きをして、
やがては、道行く人の雨をしのぎ、この木の下に人々は集い楽しみます。
役に立たない木のはずだったのに、
いつの間にか意図せず皆に喜ばれ、大切にされる木になったのです。
「役に立たない人になれ」という意味ではないように思います。
役に立とうと無理をするのではなく
「自然に任せ、自分らしく生きることが大切」
ということなのでしょうね。
話は戻りますが、若葉の美しい時期は、ほんの瞬間です。
五月晴れの1日。
さまざまな形をした、光を透す若葉の重なり。
爽やかな新緑のグラデーションを楽しませてくれました。
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