・葉っぱの線・

日本の伝統的な紋様には、花のほかに、葉をデザイン化したものも多くあります。
麻の葉、露芝、笹りんどう、桐の葉、笹の葉、蕨、紅葉、唐草の数々・・・・挙げればきりがありません。

雪の日には、普段気にも留めない庭の葉が綺麗なシルエットを見せます。



幅90センチほどもある、棕櫚の葉です。
放射状のシャープな直線に、数本重さに耐えれずに折れた葉がアクセントをつけています。



棕櫚とは対照的な、曲線の連続です。
枯れ芒の葉は雪の重さで、より強い曲線を描いています。

よく見ると、さまざまな角度の曲線が重なり合っています。
とても綺麗と感じるのは、日本人だからでしょう。
しっかり観察して心に留めておくことにします。空を指でなぞりながら、何度も何度も・・・

余談になりますが、日本の着物の伝統的な図案に、「雪輪」があります。
雪の一つぶを大きく丸く模った紋様ですが、
何故か夏の「絽」や「紗」の着物に見かけます。
理由は、目で冷たさを感じるように、あえて夏の柄に用いるのです。
しゃれていますよね。

金魚鉢、縁台、団扇、そして雪輪の絽の着物。
夏の粋(すい)な情緒です。

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